はじめに
ラーメンを食べたくなる時が、昼夜問わずある俺にとってこの店は特別だ。
上野駅から歩いてすぐの場所にある駅近のラーメン屋であるにも関わらず、なんと24時間営業なのでラーメンを食べたくなったときにいつでも食べられるという夢のようなお店。
ある日の夜9時頃、無性にラーメンを食べたくなった俺は一蘭上野アトレ店に向かい列に並んでいた。

いつ来ても行列ができているが、美味しいラーメンを食べるためのスパイスだと思えばどうってことはない。
今回のブログ構成は、前半でラーメンについてのレビュー、後半に、一蘭の経営戦略等についての二部構成で綴ろうと思っている。
ラーメン実食
20分ほど並んだ後に、券売機で食券を買う。
今回は、「ICHIRAN5選」という、ラーメン、卵、チャーシュー、キクラゲ、海苔がセットになっている所謂「全部のせ」的なものをポチッ。
生ビールと替え玉もポチッ。
食券を買った後に店内で少し待てば、店員に呼ばれ後は席につくだけだ。
忠犬ハチ公(ポチではない)のように行儀良く店員を待っていると、俺の番が来て店員に席を案内された。
両脇を板で区切られた席は、個室感があっていつ来ても落ち着く。
早速、顔の見えない店員さんに、オーダー表と一緒に食券を渡す。
店員さんの顔が見えないようなシステムになっているので、余計な気を使う必要もない。
また、一蘭では事前に、麺の硬さや、ニンニクの量、ネギ、秘伝のタレの量等を細かくオーダー表に書いて店員に渡すというシステムがある。
このシステムがあるおかげで自分好みにカスタマイズできるのだ。
そして、食券を渡した後に、目の前の葦簀が降りてきて、目の前は葦簀だけの状態に。
コップに水を入れ、ラーメンの着丼を待つ。

そうこうしているうちにラーメン着丼。
全部揃ったのを見ると改めて豪華なトッピングだなあとつくづく実感。

デフォルトのラーメンにもチャーシューは入っているのだけれど、別皿で1.5倍くらいの大きさのチャーシューが数枚。
キクラゲもたっぷり盛られている。
半熟卵は殻を剥くスタイル。
海苔は袋に入っているラーメン専用の海苔。
かなり豪華なトッピングに胸がおどる。
そして、ラーメンのスープを一口。
うん、毎度のことながらあっさりした中にもコクがあり、全く臭みのないスープなので食べやすい。
深夜に食べても胃もたれしない。
麺は、「博多ラーメンといえばこれでしょ!」という、パツパツの細麺。
あっという間に食べ終わってしまう不思議。
けど、まだ替え玉がある。
好きなタイミングで「今でしょ!」と替え玉の箱を呼び出しボタンの上に置けば、店員さんが替え玉を持ってきてくれる。
あっという間に替え玉も着丼。

やっぱり、替え玉は必要不可欠。
ビールと一緒にらーめん啜れば美味しさ100倍。
行列ができているとビールを飲みたくても飲むのを躊躇ったりする時が多いけど、一蘭では席数が多く、背後に人が立っているわけでもないのでビールを頼みやすい。
これも大きなメリットだ。
あっという間にスープも完食。

飲み干した丼には「この一滴が最高の喜びです」と納得してしまう一言が添えられている。
たくさんのトッピングと生ビールに替え玉。
お腹いっぱいで幸せな一時であった。
一蘭の経営戦略について
ここからは、一蘭のすごいところやお店のシステム等について書いていきたい。
「味集中カウンター」という独自の仕組み
店として、お客さんを喜ばせるために色々な企業努力をしているが、その中でも何より特徴的なのは「味集中カウンター」である。
「味集中カウンター」とは席ごとに隣の席との間に仕切りが設けられており、周りの視線を気にすることなく味に集中できるという画期的などこか懐かしくも感じるシステムである。
予備校の自習室で受験勉強していた時に、隣に仕切りを儲けているタイプの机があり、そのことが懐かしさを感じさせているのだろうか。
実はこのカウンターの仕切りなのだが、友達がいる等で仕切りがいらない場合は、このカウンターを外すことができる。
カップラーメンでも話題に
そして、お店のラーメンだけではなく話題になったのが500円の一蘭カップラーメンである。
具は入ってないけど、スープと麺のクオリティが高いということで話題になった。
実際に俺も食べてみたが、かなり忠実に再現できている高級カップラーメンという感じであった。
「いつでもどこでもお店顔負けの一蘭が食べられる」というメリットがあるのが最大の強み。
外国人にも人気の上野アトレ店
いつも一蘭は上野アトレ店で食べてるが外国人が非常に多い印象である。
恐らく外国人向けの旅行雑誌やSNSで紹介されているのではないだろうか。
ラーメンが美味しいことはもちろん、外国人が喜ぶポイントとして、「味集中カウンター」や席の目の前の暖簾で、「店員さんの顔が見えない」こと、ラーメンが着丼する時の「チャルメラのラッパの音」などが受けてるのではないかと推測。
日本人の俺でさえ、一蘭の独特のシステムは面白いと思うし、お店のシステム全部含めて一蘭ブランドなのだと思う。
自分好みにカスタマイズできるシステム
麺の硬さや、ネギの有無、ニンニクの量など紙に書いてあらかじめ指定できる。
女性が一人で入っても気兼ねなく注文できるこのシステムは正直かなりすごいなと個人的に思う。
店員に書かせるのではなく、あえて自分で書くところが「自分でカスタマイズ」してる感じがあって面白い。
外国人にもわかりやすいように英語表記もしてあったり、そのあたりも抜かりない。
また、席ごとに水が出る蛇口がついているのも驚きである。
屋台から始まった歴史
一蘭の歴史は、屋台から始まったらしい。
雨の日も、風の日も、重たい屋台を引いて「ラーメンを楽しみにしている人」のためにえんやこら。
少しづつ、信頼と実績を積み上げ、今では福岡に「一蘭ビル」が建っているというのだからアメリカンドリームならぬラーメンドリームである。
替え玉を頼みたくなる魅力
俺はいつも替え玉を2玉頼むのだが、一蘭においても例外ではない。
先に食券機で替え玉をあらかじめ購入する方法もあるが、席に座ってから食べたくなっても大丈夫。
声を出さずに箸袋に記入して席で店員を呼んで、現金支払いで替え玉を頼むことも可能なのだ。
女性が替え玉を頼む場合、声に出して注文するのは恥ずかしいという人もいると思うが、そんな心配も一蘭なら不要だ。
女性と一緒にラーメンを食べたいとなった場合も、「全国的な知名度」「一蘭独自の替え玉システム」等の利点から、一蘭なら安心してファーストチョイス可能だ。
外国人を取り入れる経営戦略
会社を大きくできたことの理由として「外国人を取り入れるための経営戦略」がうまく行ったことがあげられよう。
まず上野アトレ店は場所がすごくいい。
異国の地で駅から近いのは、外国人目線で見てかなりのプラスポイントだ。
JR線、京成線、東京メトロ線、どこからもすぐに通える距離にある。
美味しいラーメンも食べてもらえなければ絵に描いた餅で終わってしまう。
下記の3点が「外国人を顧客にする大きなポイント」であることは間違いないだろう。
SNS戦略
「味集中カウンター」や、「替え玉システム」等が独自でSNS映えし、外国人にも受けている模様。
カスタマイズ体験
麺の硬さや、辛さや、味の濃さなどを事前に調整できるアンケートがあり、好みの一杯にカスタマイズ可能。
外国語にも対応している。
会話不要
日本独自の文化の箸使いも、味集中システムや暖簾によって誰にもみられることなく、安心して食べることができる。
至る所に、外国語表記されているので店員さんを呼ぶ機会が少ない。
日本を代表する豚骨ラーメン
日本を代表する豚骨ラーメンを提供している一蘭。
本場福岡から屋台一つで立ち上げたラーメン店は世界的に有名なラーメンになった。
もはやラーメンは日本の文化である。
その文化の発展に貢献しているのが一蘭である。
そして、このラーメン文化は世界に拡大中で、色々な国に日本のラーメン店がオープンしている。
一蘭においても、アメリカ、香港、台湾に直営店を複数展開している。
継続と創意工夫の力
最初は屋台というものすごく小さな業態で一蘭は始まった。
しかしながら、信頼と実績を積み上げることを継続し、顧客のことを考えながら創意工夫していくことによって多大な影響力を持つことができる。
一蘭こそ、そのモデルケースといっても過言ではない。
何が起こるかわからない人生だけれども、小さなことからコツコツ積み上げていく地味な作業こそが、結局は遠いところまでいく唯一の手段なのではないかと思った。
「ローマは1日にしてならず」をこの記事用に言い換えるならば「ラーメンビルは1日にしてならず」といったところだろうか。
まとめ
・一蘭は「味集中カウンター」など独自の仕組みで誰でも安心して楽しめるラーメン店。
・福岡の屋台から始まり、今では一蘭ビルまで建てるほどの成長を遂げた。
・立地戦略や外国人客の取り込みなど、工夫と継続がブランドを押し上げた。
・日本を代表する豚骨ラーメンとして、文化の発展にも貢献している。
・一杯のラーメンから学べるのは「継続の力」そして「人生に自分だけのビル(理想)を建てる可能性がある」ということ。
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