はじめに:錦糸町での思い出とともに「錦糸町ニューウィング」へ
かつて学生の頃、友達と一緒によく競馬を嗜んでいたことがある。
いわゆるJRAのG1レースをメインに賭けており、場外馬券売り場のある錦糸町によく行っていた。
1レースに賭けるお金は決まっていて必ず1万円。
得意にしていたのは「3連複」と呼ばれる「1着2着3着にくる馬を当てる(順不同可能)」というもので、年末の大レース有馬記念では2年連続3連複を当てたこともある。
前日に競馬新聞を買い、ジョッキーが誰か、休み明け何戦目か、レース展開はどうか、血統は?・・・
こんな感じで予想するファクターがたくさんあるため、友人と一緒に予想を披露しあってそれぞれの見解を述べるのが楽しかった。
そんな自分の中では競馬の思い出しかないのだが、久々に錦糸町に立ち寄ることとなった。
お目当ては「錦糸町ニューウイング」である。
サウナの聖地と呼ばれており、美味しいサウナ飯(もちろんラーメン)とサウナを求めて駅から歩く。
当時の風景をはっきりと思い出すことはできないのだが、人の多さは昔と変わらず多いような気がした。
JR錦糸町駅の南口から歩いて徒歩5分くらいだろうか。
信号を渡り、亀戸餃子錦糸町店の前をとおり、あっという間に店に到着した。

受付からサウナのある大浴場へ〜青い館内着とともに〜
水色の暖簾をくぐり、自動ドアが左右に開く。
中に入ると、右手と左手にそれぞれ靴箱がある。
靴箱の一部には高さのあるものがあり、ロングブーツを履いていても曲げずに収納することができる。
この日の俺は、日帰りでの利用だったのだがどうやら宿泊もできるようだ。
早速、受付でお金を払い、受付横のロッカーの前へ。
受付ではロッカーの鍵を渡されており、館内着一式とタオル類はロッカーの中に入っていた。
サウナのある大浴場は2階にあるので、館内着に着替えてから浴室へ向かうこととなる。
青い館内着に着替えて鏡の前に立つ。
「おっ!サッカー日本代表のユニフォームみたいでかっこいい!」
早速着替えて、2階の浴場へ向かい階段を登る。
大浴場(サウナ)
階段を登り切り、2階の大浴場へ。
両側に着替えを収納できる棚が設置されており、各スペースには都道府県名の名称が書かれている。
中には、神戸や下関など地方都市の名称も。
貴重品については専用の鍵付きロッカーがすぐそばにあり利用した。
ユニフォーム(館内着)を脱ぎ、早速大浴場へ。
観音開きの自動ドアが開くと、入って左手に「洗い場」がある。
正面には、大きな湯船が2つ。
右手には、ボディタオルやカミソリ等のアメニティグッズが。
洗い場に置かれているシャンプーやリンスとは違う種類のものもここに置かれている。
「ボディタオルが1枚1枚ビニール袋に包まれている!」と細やかな心遣いに感動し、感謝しながらビニール袋を開け、洗い場へと向かう。
洗い場ブースは合計7つ。
まず驚いたのが、「椅子が大きい」ことだ。
今までこんな大きい椅子は見たことないし使ったことももちろんない。
いざ座ってみると、洗体するときに洗いやすいし快適だ。
もう一つ驚いたのが、「シャンプー、リンス、ボディソープが各2種類ずつ」置かれてるのと軽石やシャンプー時に使うヘアブラシや洗顔フォーム等まで揃っている。
「スパ&カプセル ニューウィング」ただものではない。
おもてなしの心、日本代表級の施設である。
それぞれが個性的なサウナ室
いつもどおり体を清めた後にサウナへ向かう。
入り口から、右に向かって進んでいき奥まで進むと、サウナ室が3つある。
それぞれのサウナが個性的で、どれも素晴らしかったので下記に綴りたい。
ボナサウナ
ニューウィングの顔で「背番号10」ともいえるサウナ。
サウナ室に入ると「L字型のベンチ」で基本2段なのだが、一部3段の箇所もある。
テレビがあり、木の枠と砂壁を組み合わせたような壁。
サウナ室に絶対にあるはずのものがない!!
なんと、サウナストーンがないのだ。
正確には、足元の見えないところにあるらしい。
体感としては「じっくりと体の芯を温めるようなサウナ」だった。
カラカラサウナ
ニューウイングの「攻撃力の高い点取り屋」のようなサウナ。
入って正面に存在感のあるサウナストーンが。
階段を2段登り、左右に2段ずつベンチがある。
温度計は105度を指しており、体感ベースだと一番「カラッとしていて高温のサウナ」である。
どちらに進もうか迷っていると、右のスペース奥に人一人分入れるスペースを見つけたのでそこへ向かう。
中に入ると、斜め45度くらいの角度で背もたれがついている半個室のような構造になっておりタオルが敷かれている。
男心をくすぐる「秘密基地」のようなスペース。
横になりながら目を瞑るとラジオの声が耳に入る。
ーーーー昔、小学生の頃に作った秘密基地を思い出すなあーーーー
ダンボールを組み合わせて人一人入れるくらいのスペースで秘密基地を作って、集合住宅の外のスペースに設置し、ポータブルゲームや駄菓子を持ち出して遊んでいたことがある。
親からはみっともないと怒られたりもしたが、俺にとっては居心地のいいスペースだった。
「人目を遮りながら、自分の好きなことに集中できる」
なぜ居心地が良かったかを言語化するならば、そういうことなのだろう。
大人になった今では「サウナに入ること」が「自分の好きなこと」になっている。
もちろん、「ラーメンを食べること」も。
スナック吉田(テルマーレ改)
ニューウイングの「トリッキーなプレイをするジョーカー(切り札)」のようなサウナ。
サウナ室の外から中を見ることはできない。
しかし、マジックミラーになっているのでサウナ室の中からは外の様子がよく見える。
サウナ室内には照明は一切なく、ドアの光だけしか入ってこないので中は暗い。
上段に4人、下段に3人座れるくらいのこじんまりとしたサウナ。
中に入ると懐メロが出迎えてくれる。
俺が入った時にはSPEEDの「White Love」が出迎えてくれた。
懐かしい選曲に俺の心は「Wake Me Up!」。
仁絵ちゃんのキレのあるダンスが俺の脳裏をよぎる。
2曲目は「俺の!俺の!俺の話を聞け〜🎵2分だけでもいい🎵」というどこかで聞いた曲。
3曲目は「粉雪〜🎵」であった。
平時の室温はそんなに高くないのだが、セルフロウリュができるようになっており、ロウリュをすればゲームチェンジ!
試合の流れを変えることのできる「切り札」となる。
ところでスナックのママは何処!?
水風呂
2種類の水風呂を完備。
一つは18度から20度の水風呂(収容人数3人程度)。
もう一つは下記の「冷水ミニプール」である。
泳げるくらいの大きさで、とても特徴的で面白い個性的な水風呂。
冷水ミニプール
泳げるくらいの大きさがある広い水風呂。
水温は15度から16度でキリッと冷たい。
竹を編んだような壁で囲まれており、江戸時代にタイムスリップしたような心情を味わえる。
ふと、壁を見ると「ほっかむりをして鼻下で紐を結んでいる指名手配犯」のような絵が木札に描かれており壁に貼られている。
「かけず小僧!?」
文章を読み要約すると、「マナー違反次郎吉」という水風呂に入る前に汗を流さない、かけ水をしない不届き者」のようである。
ちなみに「かけず小僧」のステッカーは入り口に売っている。
ととのいスペース
ととのい椅子の数も十分に揃っていて、15席程度はあった。
冷水ミニプールの前のととのいスペースでは、「風とミスト」を味わうことができる。
アメニティが置かれている横から水をパイプで繋ぎ、送風装置で霧状にして届ける仕組みだ。
俺が気に入ったのは、入り口正面奥のととのいスペースだ。
すぐそばに外とつながるドアがあり、空いている時には外気温の低さと浴槽の湯気とが相まって雲海のようになった蒸気を見ることができる。
半外気浴のような状態で、雲海のような蒸気、浴槽内のボコボコ音を聞いていると不思議に心地が良い。
レストラン(サウナ飯・サ飯・ラーメン)
サウナでととのった後は、冷たいビールに美味しいラーメン。
日本代表のユニフォーム(館内着)を纏い、いざ3階のレストランへ!
実は俺の中では「長崎ちゃんぽん」を食べると決めていた。
レストランへ行く途中の階段に「実家の長崎にしばらく帰れていないスタッフが故郷を思い出すために作った長崎ちゃんぽん」という趣旨のポスターが貼られており、食べてみたくなったからだ。
レストランは一人でも複数人でも楽しめるように机と椅子が設置されていて、落ち着いて食事ができる空間になっている。
「長崎ちゃんぽん」と「ビール」を注文し、先にビールが到着。
「かあああああっ!キンキンに冷えてやがる!」
ビールを飲みながらほろ酔い気分でいると、ちゃんぽんが運ばれてきた。
味変用の調味料として「ラー油」と「お酢」が添えられている。
モヤシにかまぼこに白菜、エビや人参、豚肉も。
まずはレンゲでスープをすする。
「白濁したスープに具材のエキスが染み込んでうまい!」
麺を啜れば、長崎ちゃんぽん定番の加水率低めのストレート麺。
ラー油を足せばコクと辛さが加わり、お酢を足せばさっぱりと味変を楽しむことができる。
サウナ施設で味わえる本格的な長崎ちゃんぽん。
スタッフはこのちゃんぽんを食べるたびに昔の思い出が蘇っているのだろうか。

まとめ
・ニューウィングは「遊び心」と「おもてなし」が溢れた施設。
・3種類の個性的なサウナはどれも素晴らしい。
・冷水ミニプールの「かけず小僧」にご用心。かけず小僧にならないように気をつけよう。
・本格的な長崎ちゃんぽんは迷わず注文すべし。
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