純蓮 札幌本店|すみれの姉妹店で味わう味噌ラーメンと炒飯
1. すみれの姉妹店「純蓮」
北海道を代表するラーメンといえば「すみれ」。誰もが認める味噌ラーメンの代名詞である。
その姉妹店として知られるのが「純蓮(じゅんれん)」だ。
読み方も「すみれ」と似ているが、純蓮は純蓮。すみれとは異なる個性を放つ。
札幌といえば味噌ラーメン、その王道を継ぐ店として期待が高まる。
店先に立つと行列ができていた。決して一等地という立地ではないが、多くの人を惹きつけている。
姉妹で例えるなら「広瀬すず」と「広瀬アリス」。どちらも全国区の実力派である。
2. 注文の悩み
券売機の前に立ち、迷うことなく味噌ラーメンを選択。
だが気になるのは「チャーハン」である。姉妹店すみれでは冷凍食品化されるほど有名なチャーハンが存在する。ならばここ純蓮のチャーハンも間違いなく旨いはずだ。
というわけで、味噌ラーメンとチャーハンを注文。
ラーメンブロガーとしては「麺だけ」ではなく、こうしたサイドメニューとの掛け合わせも外せない。
3. ラーメンとチャーハン、至福の着丼
ラーメンが到着し、続いてチャーハンも着丼。
(「着丼」という響き、なんだか壁ドンのように心をくすぐる響きだと思うのは俺だけだろうか…)
まずはラーメンから。スープをひと口すすると、生姜が効いた熱々の味噌スープ。
油の層が熱を閉じ込め、最後までアツアツのまま楽しめる工夫だ。
麺とスープの絡みも抜群で、夏に食べても冬に食べても美味い一杯である。
そしてチャーハン。
「……これは!」
想像を超えるハイレベルな仕上がりに驚いた。王道のパラパラ系でありながら、しっとり感も残す。さらに紅生姜がアクセントとして完璧に機能している。
ラーメンと交互に食べ進めれば、箸は止まらず、あっという間に完食してしまった。
4. すみれと純蓮、兄弟のようで違う存在
すみれと純蓮。姉妹店という関係ではあるが、味は決して同じではない。
共通するDNAはあるものの、それぞれの工夫と努力が積み重なり、独自の歴史を築いてきた。
人間社会においても兄弟は似て非なるもの。それぞれが自分の道を切り開き、それぞれのファンに愛されている。
ラーメンの世界でも同じことが言えるのだろう。
純蓮での一杯は、ラーメンの奥深さを改めて教えてくれた。
生まれた境遇が歴史を決めるのではなく、意志と努力が歴史を創る。
そう実感させられる体験だった。
✅ まとめ
- 札幌「純蓮」はすみれの姉妹店にして独自の個性を放つ名店
- 味噌ラーメンは生姜の効いた熱々スープが特徴
- チャーハンは単独でも主役級の完成度
- すみれと純蓮、それぞれの歴史と努力が今の味を築いている
👉 この「純蓮」編は札幌遠征シリーズの一幕。次なる一杯もまた、旅の物語に彩りを添えてくれるだろう