中野・青葉本店──Wスープの原点と、優しさの味

Wスープの始まりはここから

中野 青葉本店。

総てのWスープはここから始まった。

魚介×動物系のダブルスープと呼ばれるものは、この青葉本店が元祖でありルーツである。

海の魚介と陸の動物系を掛け合わせるという発想は、今でこそスタンダードだが、ゼロから生み出した功績は偉大だ。

暖簾分けと本店の特別な存在感

今では青葉は各地に暖簾分けされているが、本店はやはり別格。

写真からもラーメンの“優しさ”のようなものが滲み出ている。

(写真は少し前のものなので現在は丼や具が変わっている可能性あり)

店舗ごとに違う個性

青葉はどの店舗もレベルが高い。

ただし、店舗ごとに感じ方に違いが出るのも魅力のひとつだと思う。

金太郎飴のようにどこでも同じ味が出てくるのも安心だが、逆に店ごとのブレが個性として楽しめるのが青葉の良さだ。

中野の街から青葉本店へ

本店はどんな味なのか──期待を胸に駅から店舗へ。

道中には「中野ブロードウェイ」や「中野サンプラザ」があり、当時はまだサンプラザも健在だった。

居酒屋や食事処が並ぶ路地を少し迷いながら、ようやく店に到着。

「ここがWスープの元祖、青葉本店か」と歴史に思いを馳せる。

一杯に宿る“優しさ”

ラーメンを注文し、到着した瞬間に浮かんだ言葉は「優しい」。

魚介と動物系という無関係な素材を組み合わせ、美味しい一杯を創り上げた青葉。

その革新性だけでなく、本店のラーメンからは不思議と心が穏やかになる“優しさ”を感じた。

他の店舗を否定するわけではないが、本店だけの個性として確かにそこにあった。

優しさとは何か

ーーー優しさって何だろうーーー

考えて浮かんだのは、「気づくとそこにあるもの」。

人から与えられる優しさではなく、ふと心が朗らかになる瞬間。

落ち込んでいる時にそばにいてくれること、涙を流す時に一緒に涙を流してくれること。

そんな優しさに、この一杯を通じて触れることができた。

ダブルスープの原点にあるもの

一杯のラーメンから感じた“優しさ”。

それこそが、ダブルスープの原点に流れるエッセンスだった。

ーーーダブルスープの原点は優しさでできていたーーー

まとめ

  • 青葉本店はWスープの元祖
  • 暖簾分け店舗とは違う“優しさ”を感じる特別な一杯
  • 中野という街の歴史も含めて味わえる場所
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