「四川担担麺『阿吽』湯島店で味わう極上の担担麺と白いマーボー丼|辛さのブラキストン線は越えずに」

白い器に盛られた担々麺。スープの表面には赤い辣油が美しく広がり、中央にはひき肉と水菜、白髪ねぎが彩りよく盛り付けられている。濃厚な白ごまスープと香ばしい香りが食欲をそそる一杯。

はじめに:辛いものが恋しくなる時はありませんか?

皆さんは、無性に辛いものを食べたくなることはないだろうか。

俺はラーメン店に行けなくて辛いものを食べたくなった時、つい「蒙古タンメン中本」のカップ麺に手を伸ばしてしまう。

俺は辛いものはそこそこいける口だが、激辛に耐えられるほどの耐性は持っていない。

そんな俺の“越えられない辛さの壁”、それが、蒙古タンメン中本の「北極」ラーメンだ。

辛さの限界線――俺のブラキストン線

蒙古タンメン中本で食べる「北極ラーメン」のハーフサイズならギリギリ完食できる。

これが俺にとっての辛さの“ブラキストン線(→脳内変換後→ゲキカラタマリマ線)”だ。

ブラキストン線とは、北海道と本州を分ける動物分布の境界線。

津軽海峡を東西に横切る生物地理学上の動物分布の境界線のことをいう。

わかりやすく例えるならば、本州のツキノワグマと北海道のヒグマを思い浮かべてみてほしい。

北海道に生息するヒグマの方が体格が大きいことに気づくはずだ。

リスやシカも同様で、北海道に生息しているエゾリスやエゾシカの方が本州のリスやシカよりも体格が大きい。

つまり、この線を境に動物の分布が異なってくることを意味している。

もし、俺の脳内でこの線をラーメンの辛さに例えるなら、蒙古タンメン中本の激辛ラーメン「北極」のハーフサイズより上のサイズを食べることができる人かどうかを境にして「ゲキカラタマリマ線」を引くことだろう。

つまりは蒙古タンメン中本の「北極」を食べることができる辛さ耐性を持っている人を、俺は激辛党として尊敬している。

湯島の名店「阿吽」へ――辛さと旨さを求めて

俺の舌にマッチする「適度に辛くて旨い担々麺」を求め、見つけたのが四川担担麺「阿吽」湯島店。

過去に何回か「食べログラーメンTOKYO百名店」に選ばれており、東京を代表するラーメン店だ。

最寄りは湯島駅・仲御徒町駅だが、今回はJR上野駅から徒歩15分のお散歩ルートで向かうことにした。

大通り沿いでわかりやすく、歩く途中の街並みに飽きることもない。

なぜ、上野駅から歩いて向かったのかは読み終える頃には納得の答えが用意されている。

道程には人が多いのだが、大都会上野の街並みを眺めながら歩くのはいい気分転換になる。

並び方と店内の様子

湯島の担担麺専門店「四川担担麺 阿吽」の店頭看板。白い看板に大きく「阿吽」と黒い筆文字で書かれ、横に赤い印章風のマークがある。シンプルで落ち着いた外観。

店の前に到着すると数人の列ができていた。

店前の看板に並び方の案内が書かれているので、それに従って並ぶ。

回転は早く10分もせずに入店でき、店に入ってすぐの券売機で何を頼もうか迷う。

担々麺を食すことは俺の中で決まっていたが、他に何を頼もうか。

お腹が空いてたこともあり、気になったものから順番にボタンを押していく。

店内は2人掛けテーブルが4卓、カウンター9席の全17席。

家族や友達と来ても、一人で来てもそれぞれに対応可能。

店内にはJAZZが流れ、落ち着いた雰囲気のなか、店員に席に案内される

注文メニューと辛さ調整

結局、注文したのは以下のラインナップ。

  • 担担麺(白胡麻)1,200円
  • パーコー(豚肉の唐揚げ)400円
  • マーボー丼(小)200円
  • 大盛 150円

担担麺については辛さと痺れをそれぞれ0〜6段階でそれぞれ組み合わせて選ぶことができる(※6は別料金100円がプラスされる)。

辛さは辣油、痺れは花椒の量で調整してるらしい。

俺は初めてということもあり「辛さ1・痺れ1」を選択。

店が初めての人に推してるのは「辛さ2痺れ2」であるが、店が本当にオススメしてるのは「辛さ3痺れ3」ということが待ってる間のポスターに書いてあったが俺はあえて控えめにした。

さて、どれくらいの辛さや痺れがくるのか楽しみだ。

芳醇な胡麻香るスープと細麺のマリアージュ

店員に席を案内され着席ししばらくすると、適度に辣油がスープの上に載っている担担麺(大盛)とご対面。

担担麺(白胡麻)

白い器に盛られた「阿吽」の白胡麻担々麺。表面には鮮やかな辣油が広がり、中央には肉味噌、水菜、干しエビなどの具材が彩りよく盛り付けられている。クリーミーな胡麻スープに香ばしい香りが立ちのぼる一杯。

辛さや痺れは「やや、気持ち程度効いてるかな」と感じた。

ナッツや胡麻のような風味を感じたが、実際にはいくつもの食材の味が重層的に連なっており、店内のJAZZの楽曲のように旨味のハーモニーを奏でている。

丼をみると、干しエビ、ひき肉、水菜等を確認できた。

麺は加水率低めの細麺でややパツパツした感じ。

博多豚骨ラーメンの麺に近いかもしれない。

「麺をすすり、スープをレンゲですくい、口に運ぶ」

この動作を繰り返していると、あっという間に麺は無くなってしまった。

スープの下に沈んでいるひき肉をレンゲですくいながらスープを飲んでいると、これまたあっという間に完飲。

いや〜、久々に美味しい担担麺を食べたなあという感想。

だが、これで俺の食事は終わりではない。

驚きの「白いマーボー丼」と熱々パーコー

マーボー丼とパーコーをこれから食べるのだ!

マーボー丼(小)

小さな白い器に盛られたマーボー丼(小)。白い豆腐がとろみのある餡に包まれ、上には刻みネギと花椒がふりかけられている。スープのように優しい見た目ながら、香り立つ痺れが食欲をそそる一品。

まず最初に驚いたのが、「マーボー丼が白い!」ということだ。

普段は赤くお化粧されている豆腐が、スッピンの状態でご飯の上に載っている。

「マーボー丼って辛くなきゃマーボー丼じゃないよね?」と心の声が。

しかしながら、いざ食べてみると、花椒の痺れが効いていて適度に辛さもある。

辛さが苦手な人でも大丈夫な辛さだ。

見た目は白いのに、ちゃんとマーボー丼が成立している。

パーコー(豚肉の唐揚げ)

白い楕円皿に盛られたパーコー(豚肉の唐揚げ)。きつね色にカラッと揚がった衣が香ばしく、薄切りの豚肉が5等分にカットされて並んでいる。表面はサクサク、熱々の揚げたてが伝わる見た目。

次にパーコー。

見た目はとんかつのようだが、そのままで食べてもちゃんと塩味がついている。

卓上に置いてある黒酢をかけて食べたら美味しかった。

食感はサクサク、温度はアツアツの1品。

サウナ北欧へ――食後の“ととのい”へ続く旅

お腹いっぱいで大満足なのだが、これから上野駅付近の「サウナ北欧」に向かって歩かなければならない。

また、サウナでととのった後に、北欧内の食堂で「ラーメン」と「カレー」も食する予定だ。

好きなものを好きなだけ食べられるという幸せを噛み締めながら、その幸せの代償として、普段の食生活を「炭水化物少なめ、野菜マシ、運動マシマシ」にしなければならないと心の中で自分に対してコールしたのであった。

再訪(2025.10)

前回は担担麺(白胡麻)の「辛さ1・痺れ1」を頼んだ。

今回は、担担麺(白胡麻)の「辛さ2・痺れ2」を注文。

写真を見てほしい。

写真を見比べてみてほしい。

痺れについては写真で確認することは不可能だが、辛さについてはスープの上の辣油の浮き具合で判別できる。

だいぶスープの上の赤い箇所が占める割合が変わっていることと思う。

店の推奨は「辛さ3・痺れ3」なので、次回はこれに挑戦したい。

食べた感じの辛さと痺れ具合は、「辛さ1・痺れ1」と比べると、辛さ・痺れともにだいぶ強くなったなという印象がある。

ただ、まだまだ辛さと痺れに対する限界値は超えていないので、次回が楽しみである。

阿吽タコライス

今回は新たにタコライスを注文してみた。

タコライス特有のトマトの酸味が心地よく、酸味の中にも程よい辛さがある。

上にかかった粉チーズがアクセントになっており、酸味と辛さをマイルドにしてくれる。

「担担麺を啜りながら、途中でタコライスを食すタイミングを窺う」には食に向き合う阿吽の呼吸が必要といえよう。

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